彫蝸牛大竹筆
ちょうかぎゅうたいちくひつ
概要
竹の一節分を筆管に、もう一節分を穂首として用いた竹筆。竹筆は、竹の子が成長して竹になりかける、繊維が柔らかい七月上旬頃の時期に切り倒し、先を叩きほぐして作られる。太い竹のせいもあって、乾燥時にできたと思われる大きな割れ目に沿って這うカタツムリが彫刻されているが、カタツムリは小さな殻を背負って、天地のどこであっても自らの家とすることから、文人たちに好まれた動物。人々の自由への憧れを反映した作といえるだろう。
ちょうかぎゅうたいちくひつ
竹の一節分を筆管に、もう一節分を穂首として用いた竹筆。竹筆は、竹の子が成長して竹になりかける、繊維が柔らかい七月上旬頃の時期に切り倒し、先を叩きほぐして作られる。太い竹のせいもあって、乾燥時にできたと思われる大きな割れ目に沿って這うカタツムリが彫刻されているが、カタツムリは小さな殻を背負って、天地のどこであっても自らの家とすることから、文人たちに好まれた動物。人々の自由への憧れを反映した作といえるだろう。
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