アダン筆
ふで
概要
アダンとは、熱帯の海岸に広く分布する植物で、沖縄では街路樹などにも使われてなじみ深い。雌株は、うろこ状の実がいくつも集まったパイナップル状の果実をつけるが、この実の一つ一つを天日で干し、果肉の繊維を筆の穂首として使うのがアダン筆である。江戸時代に琉球からもたらされ、特に『雨月物語』の著者、上田秋成(一七三四~一八〇九)はこの筆を好んで多数の作品を残している。
ふで
アダンとは、熱帯の海岸に広く分布する植物で、沖縄では街路樹などにも使われてなじみ深い。雌株は、うろこ状の実がいくつも集まったパイナップル状の果実をつけるが、この実の一つ一つを天日で干し、果肉の繊維を筆の穂首として使うのがアダン筆である。江戸時代に琉球からもたらされ、特に『雨月物語』の著者、上田秋成(一七三四~一八〇九)はこの筆を好んで多数の作品を残している。
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