唐物螺鈿象嵌雲龍文筆
からものらでんぞうがんうんりゅうもんひつ
概要
龍は水をつかさどり、雨を呼ぶとされる霊獣。本筆は、立ちこめる瑞雲の間を、管尾から筆帽の方へ向かって天に昇る龍を螺鈿で細やかに表現する豪奢な作。唐物の古い装飾筆には、本筆のように筆管の中ほどがやや細くなるものがある。これは置いたときに筆先が机に接触しないように穂首に近い筆管部分を太くしつつ、過剰に太い管が運筆を妨げないよう中央部分を細くしたものであり、装飾と実用を兼ね備えた配慮あるものである。
からものらでんぞうがんうんりゅうもんひつ
龍は水をつかさどり、雨を呼ぶとされる霊獣。本筆は、立ちこめる瑞雲の間を、管尾から筆帽の方へ向かって天に昇る龍を螺鈿で細やかに表現する豪奢な作。唐物の古い装飾筆には、本筆のように筆管の中ほどがやや細くなるものがある。これは置いたときに筆先が机に接触しないように穂首に近い筆管部分を太くしつつ、過剰に太い管が運筆を妨げないよう中央部分を細くしたものであり、装飾と実用を兼ね備えた配慮あるものである。
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