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末田の窯業生産工房及び登窯

すえだのようぎょうせいさんこうぼうおよびのぼりがま

概要

末田の窯業生産工房及び登窯

すえだのようぎょうせいさんこうぼうおよびのぼりがま

有形民俗文化財 / 昭和以降 / 中国・四国

昭和以降/昭和以降

連房式登窯は耐火煉瓦で組み上げた構造で4室の焼成室の奥に煙突袋があり、さらに煙道、煙突へと続く形で構成されている。焼成室一室当たりの容量が20㎥程あり、現存する連房式登窯では全国的に見ても大型の部類に入る。工房では主に蛸壺製作をおこなっており、土づくり・成形・乾燥・焼成・製品管理までの一連の工程が敷地内で完結できる配置で構成されている。

敷地面積:1064.36㎡、登窯の規模:長さ14.5m、幅7.5m、高さ2.2m

1件

防府市指定
指定年月日:20160328
近代に土管製作をおこなっていた工房を、現行操業者の父が昭和26年に蛸壺製作に切替えて営業を始めて以来の技術が伝えられている。工房の配置や登窯の基礎は近代以来のものを踏襲している。最近の登窯の修築は平成元年(1989年)におこなっており、使えるレンガ等の材料は再利用されている。

個人

有形民俗文化財

末田焼の製作技術の系譜は防府市内で日常雑器を生産した佐野焼の技術を源流として天明8年(1788年)に開窯したとされる堀越焼の延長上にある。明治22年(1889年)から生産が始まり、昭和50年代まで続いた「末田土管」の産地として全国的に有名であった。指定対象の工房は、昭和26年に操業を開始した。かつて末田地区が土管を生産していた時期と同じ配合で土づくりをおこない、登窯をはじめ工房で機能する真空土練機や運搬具なども土管づくりの方法を継承して、現在は主に蛸壺の生産をおこなっている。

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キーワード

/ / / 焼成

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