木造不動明王及脇侍像
銅造倶利迦羅竜剣/(本堂安置)
もくぞうふどうみょうおうおよびきょうじぞう
どうぞうくりからりゅうけん
概要
木造不動明王及脇侍像
銅造倶利迦羅竜剣/(本堂安置)
もくぞうふどうみょうおうおよびきょうじぞう
どうぞうくりからりゅうけん
真言律宗の傑僧、宝山湛海(1629~1716)の開いた宝山寺の本尊で、不動明王を中心として二童子・薬廁抳・蓮華吉祥天・倶利迦羅竜剣からなる群像。不動明王は湛海の自作で同人が数多く製作した不動像の中で最も迫力に勝り、その代表作である。二童子は本堂完成の貞享5年(1688)までに製作され、湛海の前半生で仏像製作を支えた仏師院達の作とみられる。制吒迦童子の皮膚の柔らかい質感や左方に強い視線を送る表情に生彩のある造形を示す。江戸時代彫刻中の名品である。
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