中津祇園の鉦
なかつぎおんのかね
概要
天和3年(1683)、藩主小笠原長胤が京都より山車を取り寄せ下げ与えたのが現在の中津祇園祭の始まりと考えられており、宝暦12年(1762)に始まった大江八幡神社の初卯神事が上祇園の始まりといわれている。惣町大帳によると、文化5年(1808)の大江八幡の神幸に古博多町の祇園車が出ていることが確認できるので、古博多町は祇園車を所有していたことがわかる。
中津祇園は、七寸鉦とよばれる伏鉦を、切れ目なくバチで打ち続けることから、鉦祇園とよばれ、鉦のお囃子に特徴がある。