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中津祇園の鉦

なかつぎおんのかね

概要

中津祇園の鉦

なかつぎおんのかね

有形民俗文化財 / 江戸 / 九州

江戸時代/1710年・1855年

伏鉦、銅

経22.5cm、高さ6.2cm

2点

中津市指定
指定年月日:20150424
中津祇園(大分県指定無形民俗文化財)において、上祇園の古博多町の祇園車で使用されていた鉦。1つは鉦の縁正面右側に「宝永七庚寅年三月」と銘があり、宝永七年(1710)に造られたもの。もう1つは、縁正面右側に「安政二乙卯七月吉日」、左側に「古博多町車用」と銘があり、安政二年(1855)に古博多町の祇園車用に造られたものである。

有形民俗文化財

天和3年(1683)、藩主小笠原長胤が京都より山車を取り寄せ下げ与えたのが現在の中津祇園祭の始まりと考えられており、宝暦12年(1762)に始まった大江八幡神社の初卯神事が上祇園の始まりといわれている。惣町大帳によると、文化5年(1808)の大江八幡の神幸に古博多町の祇園車が出ていることが確認できるので、古博多町は祇園車を所有していたことがわかる。
中津祇園は、七寸鉦とよばれる伏鉦を、切れ目なくバチで打ち続けることから、鉦祇園とよばれ、鉦のお囃子に特徴がある。

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キーワード

祇園 / 祇園祭 / / 無形

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