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ほう

概要

ほう

考古資料 / 奈良県

中国・晩商三期 紀元前15~紀元前11世紀

粗線饕餐紋

高27.4 口径24.2

1個

 当コレクション中には相互によく似通った瓿(ほう)が三点含まれている。腹部に大きく平面的な表現の粗線饕餮文(そせんとうてつもん)が飾られていて、肩の上や圏足には龍紋が飾られ、肩に羊頭形の犠首がついている。これらの瓿は、文様の上では商代後半期の都製のものに近いが、器身の文様帯の下端で鋭く折れ曲がる特徴は都の瓿と大きく異なっている。この瓿と犠首や形態上の特徴が似る瓿が、陜西省で出土しているので、陜西省の商代平行期の産物である可能性が高い。

坂本コレクション 中国古代青銅器. 奈良国立博物館, 2002, p.34, no.81.

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キーワード

/ 紀元前 / 饕餮 / 饕餐

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