御前崎のウミガメ及びその産卵地
おまえざきのうみがめおよびそのさんらんち
概要
S54-6-071[[御前崎]おまえざき]のウミガメおよびその産卵地.txt: 御前崎には、古くから「木附きの満船」とか「カメの枕の大漁」とかいうことわざがあり、カメは大漁の導師であり、豊漁の神様として、今もなお敬愛され、その産卵地約2キロは良く保存されている。
ここで産卵するのはアカウミガメで、ここ4年間の調査結果によれば、年により変動はあるが、平均約100頭が6月から8月にかけ上陸していることが明らかとなった。
産卵巣は、穴の深さ約50センチ、直径約17センチの円柱状で、通常100〜150個がうみ落とされ、卵は約60日程度で孵化する。
この地域は、我が国の数少ないウミガメの産卵地として、また、その北限地として、学術上の価値は高い。