七夕池古墳
たなばたいけこふん
概要
S50-5-123七夕池古墳.txt: 光正寺古墳の北方、狭い谷をへだてて300メートルほどの所にある円墳である。墳丘は径29メートル、高さ約3メートルで、周囲に幅3.5メートルの濠をめぐらす。3段築成で葺石もよく残っている。主体部は川原石小石積の竪穴式石室で、長さは1.8メートルほどしかない。石室内には木棺を納めた痕跡があり、木棺の短辺の側抜は地中にさしこまれた特色あるものである。この内には、4、50代の女性が葬られており、遺体の周囲には小型の〓(*1)製鏡や[[琴柱]ことじ]形石製品等の副葬品が発見されている。この古墳は、光正寺古墳とともに、宇美川流域における主要な古墳群を形成しているものである。