日本書紀巻第十残巻
にほんしょきまきだいじゅうざんかん
概要
本巻は,『日本書紀』の現存最古写本として知られているもので,平安時代前期の貞観年間(八五九~八七七)頃に書写されたとみられる。本文は第十巻「応神天皇紀」で,首尾を欠くが,奈良時代の書風の流れをくむ謹厳な楷書で書かれている。紙背にみえる空海の詩文集『遍照発揮性霊集』も最古写本に属し,その古訓点を伝えて重要である。
にほんしょきまきだいじゅうざんかん
本巻は,『日本書紀』の現存最古写本として知られているもので,平安時代前期の貞観年間(八五九~八七七)頃に書写されたとみられる。本文は第十巻「応神天皇紀」で,首尾を欠くが,奈良時代の書風の流れをくむ謹厳な楷書で書かれている。紙背にみえる空海の詩文集『遍照発揮性霊集』も最古写本に属し,その古訓点を伝えて重要である。
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