花園の仏の舞
はなぞののほとけのまい
概要
古くから六十一年目ごとの閏年十月に上演することになっているが、現在は八月に不定期に上演する。法華経第五「提婆達多品」第十二に説かれている女人成仏を劇的に仕組んだもので、竜宮の乙姫を仏にするため文珠菩薩が釈尊の使いとなって竜宮に行き、竜王との問答をして教化の舞を見せ、ついで竜王を教化して、童女を仏の浄土に迎え、竜王達を強化するというのである。竜女成仏を題材にした仮面劇である。古来から遍照寺の庫裡で奉納するのが例であったが、いまは本堂前の広場で行う。唄、笛、鐘、太鼓、鏡鉢が入る。
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国指定文化財等データベース(文化庁)