狭衣(伝二条為明本)
さごろも
概要
狭衣は狭衣大将を中心とした宮廷物語四巻で、十一世紀後期頃成立した。その伝本には諸種の異本があり、巻ごとに系統を異にする写本が多い。本書は綴葉装升型本で流布本とも異なる混合本系統に属し、鎌倉時代に書写され、当時すでに混合本が成立していたことを示し、巻一、三および巻二、四の両筆に分かれる。狭衣の研究上、また国文学史上重要な善本である。
さごろも
狭衣は狭衣大将を中心とした宮廷物語四巻で、十一世紀後期頃成立した。その伝本には諸種の異本があり、巻ごとに系統を異にする写本が多い。本書は綴葉装升型本で流布本とも異なる混合本系統に属し、鎌倉時代に書写され、当時すでに混合本が成立していたことを示し、巻一、三および巻二、四の両筆に分かれる。狭衣の研究上、また国文学史上重要な善本である。
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