拾遺抄
しゅういしょう
概要
拾遺抄は,藤原公任(ふじわらのきんとう)撰になる平安時代を代表する私撰(しせん)和歌集の一つで,10世紀末の成立になる。四季・賀(が)・別(わかれ)・恋(こい)・雑(ぞう)の部立(ぶだて)で,10巻からなる。平安時代には勅撰(ちょくせん)和歌集『拾遺和歌集』より重んじられ流布していたが,中世に遡る古写本は極めて少ない。本書は鎌倉時代中期の書写になる最古写本の完本として,また和歌史上において貴重である。
しゅういしょう
拾遺抄は,藤原公任(ふじわらのきんとう)撰になる平安時代を代表する私撰(しせん)和歌集の一つで,10世紀末の成立になる。四季・賀(が)・別(わかれ)・恋(こい)・雑(ぞう)の部立(ぶだて)で,10巻からなる。平安時代には勅撰(ちょくせん)和歌集『拾遺和歌集』より重んじられ流布していたが,中世に遡る古写本は極めて少ない。本書は鎌倉時代中期の書写になる最古写本の完本として,また和歌史上において貴重である。
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