南川遺跡出土の遺物
みなみかわいせきしゅつどのいぶつ
概要
・南川遺跡は、せたな町瀬棚市街の南の海岸砂丘にあり、面積5万平方メートルに分布しています。
・今から1800~2000年前、渡島半島から道央にかけて広がった恵山文化の遺跡の中では最大級のもので、昭和50年(1975)から発掘が行われました。
・北海道の文化財指定を受けたのは、昭和50年に同遺跡の墳墓群から出土した土器25点と石器208点で、町の郷土館で展示しています。
・土器・石器とも、本州北端・青森地方に伝わってきた弥生文化の影響を強く受けています。土器には縞状の縄文がつけられ、石器には磨製石斧があります。
・これらは、恵山文化の人たちの生活を解き明かす貴重な資料です。
所蔵館のウェブサイトで見る
北海道(地方指定文化財)