円空作仏像聖観音像
えんくうさくぶつぞうしょうかんのんぞう
概要
・本像は、台座を含む高さが56.7センチメートルで、有珠善光寺内の有珠郷土館に安置されています。
・この像を作成した円空は、寛永9年(1632)美濃国(岐阜県)に生まれ、元禄8年(1695)7月に入寂するまでに「鉈作り」「こっぱ仏」と呼ばれる仏像を約10万体残したといわれています。
・円空は、寛文6年(1666)の春に来道したといわれています。芸術的価値が高いことはいうまでもありませんが、信仰心が神技に近い独特の仏像を作り、民間信仰とともに保存された歴史資料としても価値があります。