南宮神社の神事芸能
なんぐうじんじゃのしんじげいのう
概要
南宮神社の五月四日、五日の祭礼に演じられる芸能で、御田植神事、蛇山神事、還幸舞(羯鼓【かつこ】舞、脱下舞【ぬぎさげまい】、竜子【りゅうし】舞)などがある。御田植神事は、三歳から五歳までの早乙女二十一名が松の葉を苗にみたてて田植を演じる。蛇山神事は、市場野の祭礼場に高さ十三メートル、周囲二十メートルの蛇山と称する櫓を組み、降神を受けた蛇頭を本社より運び出して蛇山の上に置き、これを囃子に合わせて操る。古風で素朴なからくりである。還幸舞は渡御還幸の途中、蛇出に連接した屋台の上で演じられる。羯鼓を胸につけた男児二人による羯鼓舞、男児二人による脱下舞(有難舞ともいう)、竜頭をかぶり、鱗形の衣裳にたっつけを着けた男児四人による竜子舞の三種の舞がある。
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国指定文化財等データベース(文化庁)