庄内の笹巻製造技術
しょうないのささまきせいぞうぎじゅつ
概要
庄内の笹巻製造技術は、山形県庄内地方に伝承されてきた、笹巻と呼ばれる行事食の製造技術である。庄内地方では、邪気を払い、男児の無事な成長を祝って、各家庭で笹巻を作る。材料はもち米であり、形状には四面体型や三角型、たけのこ型等の種類がある。灰汁を加えることで保存性を高めた、黄色い笹巻の製造技術は、鶴岡を中心に継承されている。いずれも、もち米を笹の葉で包んでイグサやスゲで縛り、数時間煮ることで完成させる。できあがった笹巻はきな粉や黒蜜をかけて食べる。