孔雀鎗金経箱
くじゃくそうきんきょうばこ
概要
中国浙江省杭州で元朝・延祐2(1315)年に製作された経箱で、仏教経典(元代一切経など)の刊本を納めたもの。同時期の類品(重要文化財)3点が福岡・誓願寺(せいがんじ)などに伝世している。室町時代に流行した沈金の漆芸技法は、中国の鎗金技術を学んで発達したものであり、本品はその点からも中世・日中交流史上、貴重な工芸品である。
くじゃくそうきんきょうばこ
中国浙江省杭州で元朝・延祐2(1315)年に製作された経箱で、仏教経典(元代一切経など)の刊本を納めたもの。同時期の類品(重要文化財)3点が福岡・誓願寺(せいがんじ)などに伝世している。室町時代に流行した沈金の漆芸技法は、中国の鎗金技術を学んで発達したものであり、本品はその点からも中世・日中交流史上、貴重な工芸品である。
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