朱漆塗菊花紋指樽
シュウルシヌリキッカモンサシダル
概要
木製の板を組んでつくる「指物造」の箱形の酒樽を指樽という。祝儀や宴会の贈答用に酒を入れて運んだ。本品は背面に「正徳元年一月新調/加茂大社」とあり、おそらく京都の上賀茂神社に供えるために一七一一年に作られたもの。もとは一対だったと想像される。中世の絵巻物にも、座敷につづく次の間に指樽が置かれている例が見受けられる。
シュウルシヌリキッカモンサシダル
木製の板を組んでつくる「指物造」の箱形の酒樽を指樽という。祝儀や宴会の贈答用に酒を入れて運んだ。本品は背面に「正徳元年一月新調/加茂大社」とあり、おそらく京都の上賀茂神社に供えるために一七一一年に作られたもの。もとは一対だったと想像される。中世の絵巻物にも、座敷につづく次の間に指樽が置かれている例が見受けられる。
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