押隈 二代目尾上九朗右衛門
おしぐま にだいめおのえくろうえもん
概要
押隈 二代目尾上九朗右衛門
おしぐま にだいめおのえくろうえもん
本紙354×373、軸長453、全長1045(mm)
千代田区隼町4-1 国立劇場
登録番号12095-34
鈴木十郎コレクション
調査監修:石橋健一郎
解説:安冨順
独立行政法人日本芸術文化振興会
隈:むきみ隈。とくに若く一本気な性格の人物を表す。役者:二代目尾上九朗右衛門。役名:『関三奴』の奴。昭和10年(1935)9月、東京歌舞伎座上演時のもの。署名:「右近(朱印)〔菊花〕の図の中に〔よきこと〕の文字」。署名の「右近」は九朗右衛門の初名。「よきこときく」は「よき(斧・良き)・こと(琴柱・事)・きく(菊・聞く)」で「よき(いい)こときく」というシャレ。これをデザイン化し尾上菊五郎家のシンボルマークとした。