大日如来坐像
だいにちにょらいざぞう
概要
大川寺の前身は、大川西根仁王村にあった真言宗の大渓寺であるとする。明徳2(1391)年に大曲内御物川の東岸鶉町付近(現花園町、市役所大曲庁舎付近)に移転し、曹洞宗に改宗したと伝えられている。天文20(1551)年、現在の地に移ったとされる。
曹洞宗の本尊は釈迦如来であるが、大川寺の本尊は大日如来である。昭和2(1927)年の本堂伽藍火災により、本山の永平寺別院から贈られたもので、元は福井にあったとされる。大川寺は元真言宗であり、その歴史を尊重してのことと推察する。