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高江太鼓踊(南方神社秋祭に伴う芸能)

たかえたいこおどり(みなみかたじんじゃあきまつりにともなうげいのう)

概要

高江太鼓踊(南方神社秋祭に伴う芸能)

たかえたいこおどり(みなみかたじんじゃあきまつりにともなうげいのう)

無形民俗文化財 / 九州 / 鹿児島県

鹿児島県

薩摩川内市高江町 南方神社

薩摩川内市指定
指定年月日:20180827

無形民俗文化財

 入太鼓(イレデコ)2名、入鉦1名、取り鉦(トイガネ)7名、大太鼓(ウデコ)16名の計26名での構成を基本としている。もん掛い(出兵の準備)、ぐぁんぐぁが・ずしこん(兵隊の行進)、ずし・きゃら(兵隊の戦い)、いーよ(大将同士の戦い)、だんざこべったい(兵隊の帰還)、二編打っ込ん(凱旋祝い)と激しく勇壮に踊り、戦いの流れを踊りで表している。
 入太鼓は男性着物に長いたすきをかけ、頭にはカラフルな紙垂がついた笠をかぶる。入鉦、取り鉦は法被姿に、白と紫2層の紙垂がついた笠をかぶる。大太鼓は白装束で、頭に白毛の被り物を付け、紙垂や羽根を飾った矢旗を背負う。
全員腰や矢旗に『猿の子(サッドンノコ)』の飾り物を付けており、猿が戦地で窮地を救ったことへの感謝を示している。また、矢旗は剣や槍を山鳥の羽で隠し、太鼓には鎧や兜を隠したという言い伝えも残っている。
入太鼓を先頭に鉦、大太鼓と続く4列隊形から二つの輪に分かれ、その後、二重の円になり渦を巻き、最後は元の隊列に戻る。

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