下水流の臼太鼓踊
しもずるのうすだいこおどり
概要
この芸能は、宮崎県西都市毎方字下水流に伝承される太鼓踊の一種で、毎年八朔の節句旧(八月一日)に水と火の神に祈願して南方神社の境内、その他各所で踊られる。
踊の組織は、太鼓十六人のほか、鉦・唄の総勢二十四人が一組となり、「アソ」「五条」「四節」「坂金」「かせ」「小野」の六曲が踊られる。
太鼓の役は背にひもろぎとしての幟を背負い、両手の撥で締太鼓を打ちながら歌に合わせて踊るが、その芸態は太鼓踊系統の特殊性を示すものとして、地方的にも芸能史的にも貴重なものである。
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