文化遺産オンライン

史跡岐阜城跡(織田信長居館跡)出土金箔飾り瓦

しせきぎふじょうあと(おだのぶながきょかんあと)しゅつどきんぱくがわら

概要

史跡岐阜城跡(織田信長居館跡)出土金箔飾り瓦

しせきぎふじょうあと(おだのぶながきょかんあと)しゅつどきんぱくがわら

その他 / 安土・桃山 / 中部 / 岐阜県

不詳

岐阜県

戦国時代/16世紀後半

 出土した金箔瓦は数点あり、いずれも方形の飾り瓦であったと考えられる。そのなかでほぼ全体像を復元できたのは2点である。1点は一辺約28cm、厚さ3cmを測り、20弁の菊紋を中央に配し、その菊紋部分にのみ金箔が施されていた。方形の一隅には釘穴が認められ、本来は四隅に釘穴を穿っていたとみられる。2点目も一辺約28cm、厚さ3cmを測る。半円形の花弁を交互に五重に巡らせた花紋を中央に配し、その花紋部分にのみ金箔が施されていた。この花紋は現在のところ類例がなく、牡丹紋と仮称されている。隅部には2点の釘穴が残存しており、こちらも本来は四隅に釘穴が穿たれていたものとみられる。
 なお、この2点以外に無紋の飾り瓦も出土しており、棟は菊紋、牡丹紋、無紋の飾り瓦を交互に配していたものと見られる。
 

1括

岐阜県岐阜市大宮町2丁目18番地1

岐阜市指定
指定年月日:20131106

岐阜市

有形文化財(美術工芸品)

関連作品

チェックした関連作品の検索