紙本金銀泥鶴図下絵和歌巻
概要
光悦【こうえつ】書金銀泥下絵和歌巻は、仮名書と装飾料紙の伝統を桃山時代に再興したものとして高く評価されるが、中でも本巻は、当初の姿をのこし保存もよく、群鶴のおりなす見事な画面展開の妙とうつり映える金銀泥の効果など技巧の頂点を示し、また光悦のはりのある書体とあいまって和歌巻中の優品にあげられる。制作の時期は光悦の書風よりみて立正安国論(元和五年・一六一九)等に先立つ慶長期の作と考えられる。
光悦【こうえつ】書金銀泥下絵和歌巻は、仮名書と装飾料紙の伝統を桃山時代に再興したものとして高く評価されるが、中でも本巻は、当初の姿をのこし保存もよく、群鶴のおりなす見事な画面展開の妙とうつり映える金銀泥の効果など技巧の頂点を示し、また光悦のはりのある書体とあいまって和歌巻中の優品にあげられる。制作の時期は光悦の書風よりみて立正安国論(元和五年・一六一九)等に先立つ慶長期の作と考えられる。
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