紙本墨画商山採芝図
概要
本図に著賛している一庵一如【いちあんいちによ】は、応永九年(一四〇二)八月道彜天倫【どういてんりん】と共に来朝した明使僧で、足利義満はじめ五山の禅僧と親しく往来し、翌年三月帰国しており、本図賛もその際のものとみられる。絵は漢の初めの隠士商山四皓【しようざんしこう】(商山に隠棲した四人の老人)に画題を求めたもので滋潤な水墨の濃淡を巧みに用いて描かれ、筆者は明らかでないが、わが国初期水墨画の一態を伝える作品として貴重である。
本図に著賛している一庵一如【いちあんいちによ】は、応永九年(一四〇二)八月道彜天倫【どういてんりん】と共に来朝した明使僧で、足利義満はじめ五山の禅僧と親しく往来し、翌年三月帰国しており、本図賛もその際のものとみられる。絵は漢の初めの隠士商山四皓【しようざんしこう】(商山に隠棲した四人の老人)に画題を求めたもので滋潤な水墨の濃淡を巧みに用いて描かれ、筆者は明らかでないが、わが国初期水墨画の一態を伝える作品として貴重である。
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