紅地白鷺太藺模様縫箔
べにじしらさぎふといもようぬいはく
概要
加賀藩主前田家に伝来した能装束の一領である。緋色の繻子地に、上部には金摺箔で棒霞を、裾には銀摺箔で流水を表し、水辺の太藺と白鷺を縫い表す。畳紙には「四拾六/御縫箔/御地緋繻子御模様風標公子太藺/安政五年/御前御有卦附従筑前守様被上候」と記される。13代藩主・前田斉泰へ、世子・筑前守慶寧が有卦の祝いに誂え、贈った縫箔である。有卦には「ふ(富)」の付くものを用いるため、畳紙には白鷺の別名「風標公子」と「太藺」と記されている。
べにじしらさぎふといもようぬいはく
加賀藩主前田家に伝来した能装束の一領である。緋色の繻子地に、上部には金摺箔で棒霞を、裾には銀摺箔で流水を表し、水辺の太藺と白鷺を縫い表す。畳紙には「四拾六/御縫箔/御地緋繻子御模様風標公子太藺/安政五年/御前御有卦附従筑前守様被上候」と記される。13代藩主・前田斉泰へ、世子・筑前守慶寧が有卦の祝いに誂え、贈った縫箔である。有卦には「ふ(富)」の付くものを用いるため、畳紙には白鷺の別名「風標公子」と「太藺」と記されている。
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