絹本著色黙庵周諭像
けんぽんちゃくしょくもくあんしゅうゆぞう
概要
黙菴周諭は、夢窓疎石門下の俊傑として知られ、長く京都の等持寺に住し、応安六年六月十七日五十六歳で寂している。図賛は歿する僅か一か月前のもので書体も最晩年のそれを思わせる。像は半身像で面貌の個性的描写に優れ、南北朝時代の典型的頂相の一例として重要であるばかりか、黙菴周諭の自賛像ではおそらく唯一の遺例でもあり珍重される。なお画絹に羅が使用されていることが特筆される。
けんぽんちゃくしょくもくあんしゅうゆぞう
黙菴周諭は、夢窓疎石門下の俊傑として知られ、長く京都の等持寺に住し、応安六年六月十七日五十六歳で寂している。図賛は歿する僅か一か月前のもので書体も最晩年のそれを思わせる。像は半身像で面貌の個性的描写に優れ、南北朝時代の典型的頂相の一例として重要であるばかりか、黙菴周諭の自賛像ではおそらく唯一の遺例でもあり珍重される。なお画絹に羅が使用されていることが特筆される。
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