月に兎図
つきにうさぎず
概要
伊藤家愛蔵品。兎が中秋の名月を仰いで夢想する姿を描く。しなやかな筆遣いで、月や秋草の特徴をとらえ、兎の柔らかな質感を表現する。飛鳥時代に中国から月兎伝説が伝わると、満月は「満願成就」、兎は「子孫繁栄」を表す吉祥画題として用いられるようになった。画面右下には、「越堂」の墨署に「越堂」朱文方印を捺す。越堂は明治時代に国民的人気を博した絵師・尾竹三兄弟の長兄。八華会を結成し文展で活躍した。
つきにうさぎず
伊藤家愛蔵品。兎が中秋の名月を仰いで夢想する姿を描く。しなやかな筆遣いで、月や秋草の特徴をとらえ、兎の柔らかな質感を表現する。飛鳥時代に中国から月兎伝説が伝わると、満月は「満願成就」、兎は「子孫繁栄」を表す吉祥画題として用いられるようになった。画面右下には、「越堂」の墨署に「越堂」朱文方印を捺す。越堂は明治時代に国民的人気を博した絵師・尾竹三兄弟の長兄。八華会を結成し文展で活躍した。
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