紙本墨画南極星図
しほんぼくがなんきょくせいず
概要
紙本墨画南極星図
しほんぼくがなんきょくせいず
かんうん(しんがんこくじょう)
富山県高岡市
嘉永7年/1854年
紙本・軸装・墨画,墨書
本紙:縦84.0cm×横26.6cm
全体:縦158.5cm×横32.3cm,軸長37.7cm
1幅
富山県高岡市古城1-5
3-02-40
高岡市蔵(高岡市立博物館保管)
南極星は天の南極に位置する星で、龍骨座のαカノープスのこと。中国の天文学では老人星、南極老人ともいう。人の寿命を司るとされ、この星が現れると天下が治まるともいわれる。また、七福神の一つである福禄寿(寿老人とも)の異称。
閑雲(1777~1859)落款「真□元無相現為/南極星」「甲寅初冬題書閑雲/今是七十七歳」、印章(白文方印「雪荘野衲」)(白文方印「平□松□」)。
東山落款印章「行年七十七歳/東山筆(白文方印「東山」)(白文方印「□□之印」)(朱文方印)」。
左下に白文長方印「加藩三騎/□長□仕/賜□二百石」。
八双の下に書題箋「瑞竜寺管長の字」と書かれている。
<参考文献>
・『高岡市史』中巻(1963年)p948
・当館図録『高岡の絵師-堀川敬周とその弟子達-』(2003年)p26-27
・『高岡知名録』高岡文化会(1930年初版,1996年復刻)