巌下煮茶図
ガンカシャジャズ
概要
長崎三大文人画家の一人、木下逸雲(一七九九?~一八六六)の最晩年の作。款記から、九十九里浜の大網元で画家でもあった斉藤巻石の邸宅で描かれたとわかる。自賛には、唐時代の霊一による「野泉煙火白雲間、坐飲香茶愛此山、崗下維舟不忍去、青谿流水暮潺々」(「与元居士青山潭飲茶」)という七絶が引用されている。涼炉で湯を沸かす野点の様子や遠景の帆船、爽やかな水の流れが添えられ、賛詩の内容を踏まえた描写となっている。
ガンカシャジャズ
長崎三大文人画家の一人、木下逸雲(一七九九?~一八六六)の最晩年の作。款記から、九十九里浜の大網元で画家でもあった斉藤巻石の邸宅で描かれたとわかる。自賛には、唐時代の霊一による「野泉煙火白雲間、坐飲香茶愛此山、崗下維舟不忍去、青谿流水暮潺々」(「与元居士青山潭飲茶」)という七絶が引用されている。涼炉で湯を沸かす野点の様子や遠景の帆船、爽やかな水の流れが添えられ、賛詩の内容を踏まえた描写となっている。
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