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曽根好忠集断簡 曽丹集切「かせさむみ」

そねのよしただしゅうだんかん そたんしゅうぎれ かぜさむみ

概要

曽根好忠集断簡 曽丹集切「かせさむみ」

そねのよしただしゅうだんかん そたんしゅうぎれ かぜさむみ

伝西行筆

平安時代 12世紀

紙本墨書

縦22.9 横29.8

1幅

曽根好忠の歌集『曽根好忠集』(『好忠集』、『曽丹集』とも)の「毎月集」の「十二月中」の10首を書写した断簡。「毎月集」は、1日1首ずつ詠んだ計360首の和歌を旬・月・四季に分け、さらに春・夏・秋・冬の冒頭に長歌と反歌を1首ずつ配した、計368首から成るもの。本品は、もと2巻から成ると推定されている巻子本の断簡である。
巻子本曽丹集切は、伝承筆者を西行とし、書風は緩急と肥痩の変化に富んでいる。本品は、もと巻子本の私家集として珍しい古写本であり、古筆鑑賞と国文学上の史料としても価値が高い。また書道史上にも重要な資料である。

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