春秋図
しゅんじゅうず
概要
本作は右隻に今を盛りと花を付ける枝垂れ桜の大樹と可憐に咲くスミレ、そして燕の春の景物を配し、一方左隻には紅く色づいた2本の紅葉と枝に留まるオオルリのつがい、そして薄・竜胆という秋の景物を、六曲一双の画面に季節を対比させて描いている。個々の描写には没線描法を用い、余白を活かした淡い色彩表現は静かで瀟洒な趣を感じさせる。落款から本図は明治42年、大観41歳の筆になることが知られ、作者によるこの時期の大画面作品の一例として興味深い。
しゅんじゅうず
本作は右隻に今を盛りと花を付ける枝垂れ桜の大樹と可憐に咲くスミレ、そして燕の春の景物を配し、一方左隻には紅く色づいた2本の紅葉と枝に留まるオオルリのつがい、そして薄・竜胆という秋の景物を、六曲一双の画面に季節を対比させて描いている。個々の描写には没線描法を用い、余白を活かした淡い色彩表現は静かで瀟洒な趣を感じさせる。落款から本図は明治42年、大観41歳の筆になることが知られ、作者によるこの時期の大画面作品の一例として興味深い。
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