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粟野・田引の中央構造線

あわの・たびきのちゅうおうこうぞうせん

概要

粟野・田引の中央構造線

あわの・たびきのちゅうおうこうぞうせん

地質鉱物 / 近畿 / 三重県

三重県

 本露頭は、松阪市飯高町下滝野地区から富永地区にかけて走る林道三峰局ヶ岳線上にあり、粟野地区と田引地区の境界付近に位置する。標高差約35mの斜面にあり、走向方向に80mにわたり中央構造線が露出していることが確認できる。また、南側(下盤側)に三波川変成岩、北側(上盤側)には和泉層群相当の堆積岩、領家花崗岩類の畑井トーナル岩が分布している。中央構造線はほぼ東西方向に走っており、三波川変成岩は20mの幅を保ちながら、様々な程度で破砕を被っている。
 研究の結果、多くのすべり面が観察されるが、主すべり面には、ガウジ上に条線が観察され、右横ずれ方向であることが判明している。

松阪市飯高町粟野1317-1、1317-57、1317-58、1317-59、
松阪市飯高町田引255-17、255-18

松阪市指定
指定年月日:20201124

松阪市

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