裂帖「古裂鑑」
きれちょう こぎれかがみ
概要
裂帖「古裂鑑」
きれちょう こぎれかがみ
制作地:裂:中国 日本 インド ヨーロッパ 装丁:日本
装丁:昭和時代 裂:15~20世紀 装丁:20世紀
両面折本仕立
縦24.4 横19.2 高4.3
1帖
金紗や印金などの表装裂に用いられたと考えられる裂が比較的多く含まれる折本仕立の裂帖。一般的な裂手鑑よりも日本で産した古裂が多く含まれており、染織史研究上貴重な作例。日本産の裂の中には、室町頃まで遡ると考えられる唐織の古い例や、江戸初期の腰巻裂、江戸中期の小袖裂、東京大学史料編纂所所蔵「足利義教像」の表具と共裂の描絵裂などが含まれる。また、更紗裂が多いことも特色の一つである。