和歌浦図屏風
わかのうらずびょうぶ
概要
名所絵として観念的に描かれた屏風で、『万葉集』の有名な山部赤人の和歌に詠まれた鶴が、和歌浦のシンボルとして左方に描かれている。むしろ、様々な労働や遊興の風景を題材とした風俗画としての色彩が強く、金雲や建物描写の技法からみると、寛永期(1624~44)末に製作されたものと推定され、現在のところ最も古い時期に製作された和歌浦図屏風の一つと考えられる。
わかのうらずびょうぶ
名所絵として観念的に描かれた屏風で、『万葉集』の有名な山部赤人の和歌に詠まれた鶴が、和歌浦のシンボルとして左方に描かれている。むしろ、様々な労働や遊興の風景を題材とした風俗画としての色彩が強く、金雲や建物描写の技法からみると、寛永期(1624~44)末に製作されたものと推定され、現在のところ最も古い時期に製作された和歌浦図屏風の一つと考えられる。
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