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法音寺の百万遍

ほうおんじのひゃくまんべん

概要

法音寺の百万遍

ほうおんじのひゃくまんべん

無形民俗文化財 / 中部 / 長野県

長野県

松本市四賀五常落水

松本市指定
指定年月日:20200320

無形民俗文化財

 集落(10戸)の主人方が法音寺公民館に集まり、作り物を製作する。作り物は、ウマ(馬)、人形3体、手綱、大数珠。人形には特に名前がないが、ダイコンのつばをつけた刀が挿される。ワラ人形の形で、手を象って5本の指がはっきりとわかるように細工され、その顔は障子紙を使って墨で眉毛・目・鼻・口が描かれる。ウマの足には木の棒を使う。同じように作られた人形3体のうち1体が馬の背に乗せられる。
 作り物が完成すると、中心にウマに乗った侍、前方に手綱を引く侍、後ろにもう1体が行列を組んだように、送り出す側の方向に向けて並べられる。並べるとお清めの意味で人形にお神酒がかけられる。数珠を象った藁縄で人形を囲み、数珠回しとなる。常会長のところに結び目がくるようにセットすると、そこから右回しに3周数珠を回す。唱えるのは「南無阿弥陀仏」である。数珠回しが終わると、部屋の窓から作り物を外に持ち出し、会田川の橋まで持っていくと、橋の上から投げ捨てられ、川へ流される。人形を流すことにより「厄を流す」という意図がある。

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キーワード

人形 / 流す / ウマ / 七夕

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