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大江の羯鼓踊

おおえのかっこおどり

概要

大江の羯鼓踊

おおえのかっこおどり

無形民俗文化財 / 近畿 / 三重県

三重県

伊賀市馬場

三重県指定
指定年月日:20190128

無形民俗文化財

毎年4月20日、陽夫多神社の春祭に奉納されている踊りで、県内で「かんこ(鞨鼓)踊り」と総称される、風流太鼓踊りのひとつである。
基本的な踊りの体形は、神殿に向かって踊り子が2列縦隊となり、その外側に鬼が並ぶ。貝吹きと楽打ちは神殿側、歌出しは神殿側と鳥居側に分かれて並ぶ。踊り子は、浅葱色(あさぎいろ)の着物に、よもぎ色の小紋の裁着(たっつけ)姿で、腹部にさらしで鞨鼓を巻き、背には「オチズイ」と呼ばれる花飾りを負う。オチズイは、細く割った竹に紙を染めた花と葉をつけて枝垂れ桜に似せた背負い飾りで、伊賀及び周辺地域のかんこ踊り、祇園祭に特徴的なものである。
大江の羯鼓踊は、中世末期の風流踊りの系譜をひく、伊賀地域の太鼓踊りの形態をよく伝えている。また、「じんやく踊り」という、伊賀地域を中心にして近江・山城・大和・伊勢など広域に分布する、特徴的な曲を伝承しており、芸能の発生や成立過程を知る上で重要な民俗芸能である。

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キーワード

/ 踊り / 太鼓 / かんこ

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