一條神社太鼓踊(一條神社例祭に伴う芸能)
いちじょうじんじゃたいこおどり(いちじょうじんじゃれいさいにともなうげいのう)
概要
小太鼓2名、鉦8名、大太鼓16名の計26名編成を基本としている。小太鼓の者と鉦の者は頭に花で飾った笠を被る。鉦の者は法被を、小太鼓は男物の着物を羽織る。大太鼓の者はケハと呼ばれる小ぶりで毛を垂らした被り物を頭に着け、背には白の長い幣を垂らした2mほどのトウチワと呼ばれる矢旗を背負う。
踊りには特に唄はなく、「ソーレ」「ハイヨ」といった掛け声がある。四列に並んだ隊形から、二つの輪に分かれ、内外二つの円を作りながら渦を巻く。勇壮に飛び跳ねながら踊り続け、最後は最初の隊形に戻る。
踊り手不足に苦慮しているが、地元の小、中学校へ児童の参加を依頼するなど踊り手の確保と後世への伝承に力を入れている。