松江城天守鎮物
まつえじょうてんしゅしずめもの
概要
松江城天守鎮物
まつえじょうてんしゅしずめもの
島根県
江戸時代初期
①祈祷札 墨書解析により「急律令」、「奉」、「供守」などの文字が確認された。4片に割れている。
②槍 鉄製で、現状は7片に折れているがほぼ全容を保つ。
③玉石 来待石製で、出土当初は梵字が記されていた。
①祈祷札 2片ずつが接合でき、残存長19cm、残存幅3.7cm、厚さ1cmのものと、残存長15.4cm、残存幅4.2cm、厚さ1cmの、2枚のまとまりとなる。
②槍 全長64.8cm。螻蛄首までの刃部長34.0cm、螻蛄首部長3.2cm、茎部長27.6cmであるが茎部先端の一部を欠く。刃部の幅4cm、厚さ1.3~1.8cmで先端から螻蛄首に向かって厚みを増す。
③玉石 径16.7~21cm。重さ9.6kg。
一括(祈祷札1、槍1、玉石1)
松江市殿町279番地
松江市指定
指定年月日:20141126
松江市
有形文化財(美術工芸品)
昭和25年6月着工、昭和30年3月竣工の松江城天守修理工事の際に、天守地階南西隅の大根太受礎石下から出土した鎮物である。