中之条町の鳥追い祭り
なかのじょうまちのとりおいまつり
概要
鳥追い祭りは、大字中之条町を構成する7つの町内(上之町、仲之町、志茂之町、竪町、王子町、宮元町、小川町)と大字西中之条の田町を加えた8町内の頭(かしら)を中心とする町内組織によって執行される。全町内をとりまとめて祭りを仕切るのは、1年交代で8つの町内が順番に務める当番町の当番頭(とうばんがしら)、当番若世話頭(とうばんわかぜわがしら)である。
1月14日の本祭りの前日13日の午前中に、台車に載せた鳥追い太鼓をカシの枝、オカメの面と扇、日の丸の旗で飾り付ける。午後は宵祭りと称して、各町内が太鼓1張を引いて、それぞれの町を巡行する。14日の早朝、町内ごとに行うドンドン焼きの後、午前9時頃に全町内の関係者が集まり、牛頭天王の神輿が安置された御旅所で代表者の修祓が行われる。次いで、11張の鳥追い太鼓を伊勢宮の境内に移し、一斉太鼓の後、触れ太鼓を先頭に中之条町の中を巡行する。その間、町内ごとに決められた場所で一斉太鼓が打ち鳴らされ、厄年の人や商店などから奉納されたミカンを撒くミカン投げも行われる。巡行が終わると午後8時30分頃に手打ち式があり、鳥追い祭りは終了する。その後、打ち上げの宴であるドウギョウバライが町内ごとに行われる。