常陸大津の御船祭
ひたちおおつのおふねまつり
概要
本件は,北茨城市大津町に鎮座する佐波波地祇神社の春季例大祭で行われる行事で,神輿を木造船に載せて町内を巡幸し,豊漁や海上安全などを祈願する。
2日の宵祭では,美しく飾り付けた巨大な木造船が,神輿を載せない空船と呼ぶ状態で神社の麓まで巡行する。また,夜には神社で神輿に神霊が遷される。
3日の本祭では,木造船が神社から渡御する神輿を途中で載せた神船と呼ぶ状態で町内を巡行する。途中,町境などで御船歌を奉納しながら海辺まで到着した後,神輿は降ろされて神社に戻る。
巡行は,ソロバンと呼ぶ木枠を路上に敷き,木造船を左右に激しく揺らしながらその上を豪快に滑らせて行われ,この間,囃子が間断なく奏される。
(※解説は指定当時のものをもとにしています)
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