山崎家文書
やまざきけもんじょ
概要
山崎家文書
やまざきけもんじょ
江戸期において豊田村(現・龍ヶ崎市豊田町)で名主を務めていた山崎家に代々伝わる古文書群であり、合計で4271点を数える。昭和50年代から実施された市史編さん事業によって調査が行われ、15の大項目、さらに53の小項目に分類・整理した目録が作成された。特に、安永5年(1776)に27歳で父親から豊田村の名主を引き継いだ山崎十左衛門吉明は、安永9年(1780)から文化14年(1817)までの38年間にわたり、主として名主の勤務記録としての日記を書き残しており、公的な記録を裏付ける内容や名主の日常が綴られていて、当時の豊田村周辺の情勢を詳細に伝えるものとなっている。