片岡家文書
かたおかけもんじょ
概要
片岡家文書
かたおかけもんじょ
文書・書籍 / 明治 / 大正 / 安土・桃山 / 江戸 / 昭和以降 / 近畿
天正初期から近代
村方文書は、文禄3年(1594)の検地帳や慶長12年(1607)の免状など約1,900点を数える。豊臣家による地方支配の一端を示す史料も含まれており、招提の歴史を把握する上で極めて有用な情報である。
蒐集史料としては、前田利常・松花堂昭乗といった著名人の書状などからなる文書が約100点ある。その多くは片岡家ではなく他者を宛先としているが、入手経路が判明するものも少なくない。そのため、近世前期における片岡家の幅広い交遊関係も復元できる。
一括(7549点)
枚方市指定
指定年月日:20110901
有形文化財(美術工芸品)
招提村は、戦国期に浄土真宗の惣道場(のちの敬応寺)を中心に成立した寺内町で、その草創期から中心的にかかわってきた片岡家は、江戸時代には招提村の庄屋をつとめていた。
片岡家文書は、この片岡家に伝来した文書群で、点数は7,549点に上る。近世・近代の資料が大多数を占める。内容は、招提村の村方文書と、近世前期の大名・文化人が発給した書状を中心とする蒐集史料、近代の書簡類などに大別できる。
本文書は枚方市の歴史の解明に欠くことのできない貴重な文書群である。