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本妙寺の鬼子母神堂 附棟札

ほんみょうじのきしぼじんどう つけたりむなふだ

概要

本妙寺の鬼子母神堂 附棟札

ほんみょうじのきしぼじんどう つけたりむなふだ

建造物 / 江戸 / 関東 / 群馬県

群馬県

江戸中期/1772

鬼子母神堂は本堂の南側に建ち、屋根は入母屋造桟瓦葺で、正面一間に唐破風屋根の向拝を付ける。向拝に付く懸魚や中備、木鼻や手挟、軒支輪や隅尾棰には精巧な彫刻が施されており、建物正面は力強い外観意匠をみせている。内部は外陣と内陣からなる。西側に突き出す後陣は後の増築であるが、そこに禅宗様の厨子を据え、本尊の木造仏(鬼子母神立像)を安置する。外陣の格天井と内陣の鏡天井には彩色を伴う水墨画を描き、堂内を荘厳する。主要な材種は、外陣の丸柱や虹梁に欅、内陣の丸柱や板壁に杉、小屋梁は赤松を採用している。建具廻りの部材取り替え、鉄筋コンクリート造による基礎補強など、後世の修理を施しているが、主要な構成部材は当初からのものであり、保存状況は極めて良い。

鬼子母神堂は、桁行23尺、梁間23尺、棟瓦までの高さ36.1尺の平面規模を持つ三間堂である。

1棟(附棟札2枚)

伊勢崎市山王町857

伊勢崎市指定
指定年月日:20160324

宗教法人 本妙寺 代表役員 鈴木祐弘

有形文化財(建造物)

三光院鷲林山本妙寺は、鎌倉時代文永年間の開基と伝える日蓮宗の古刹である。境内には、明和9年(1772)建立の鬼子母神堂、大正9年(1920)再建の本堂、天神堂、書院(庫裏)、鐘楼、浄行堂、山門が建つ。鬼子母神堂と本堂が並び建物正面を東に開く姿は、江戸時代以来の伽藍構成とみてよい。当寺の年中行事は元旦から始まり除夜の鐘撞きまで様々であるが、とりわけ毎年旧暦10月の万燈供養は鬼子母神祭として広く知られており、郷土の風物詩となっている。建物そのものの維持に留まらず、諸行事をとおして仏への信仰を檀徒と共に継承してきており、本妙寺は地域の人々と共に生き続ける文化遺産である。

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本堂 / 外陣 / /

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