旧本多家住宅長屋門
きゅうほんだけじゅうたくながやもん
概要
旧本多家住宅長屋門
きゅうほんだけじゅうたくながやもん
東京都
江戸末期/1848
木造2階建,寄棟造,亜鉛鉄板葺
建築面積83.55㎡,延床面積127.18㎡。桁行48.6尺,梁間15尺の総2階建を基本形とし,中央に両開き門扉1間及び1階右脇間片開き潜戸1間を備え,1階は東西に分かれる。1階東側には,北に幅3.3尺東西12尺の張り出し,南に幅3尺東西21.3尺,東に幅3.3尺南北18尺の張り出しがあり,東西桁行8.5尺梁間3.3尺の切妻平屋の便所棟が連続する。
1棟
東京都国分寺市西元町一丁目1574番1
国分寺市指定
指定年月日:20120224
国分寺市
有形文化財(建造物)
当該建造物は,旧国分寺村の名主家の長屋門として近世末期に建てられた。建築に関わる古文書は,弘化5年「表御門 御長屋仕様御注文」がある。門の東側には座敷が設えられ,西側は物置となっている。門の上部は物置として使用していた。幕末から明治にかけて旧所有者の分家にあたる医師・書家の本多雖軒(1835~1916)の居宅として使用していたと伝えられ,内部に畳敷きの部屋が3間ある。創建当初の図面(「表御門 御長屋仕様御注文」)と比べると北側に勝手及び便所の増築があり,また,階段の位置が異なっている。