塩素酸カリウム入り壷
えんそさんかりうむいりびん
概要
塩素酸カリウムは1786年にフランスで発見された。有機物の燃焼を助長するため、マッチや花火の火薬製造に利用された。これを用いることで、硝酸カリウムを用いた従来の黒色火薬より燃焼温度が上がり、金属の炎色反応による花火の色彩が自由に出せるようになった。明治初期に輸入され始め日本の花火を飛躍的に発展させたとされるが、武雄ではそれ以前に導入されていた可能性がある。ただし、爆発の危険性が高く、大砲等の火薬にはあまり適していない。
この塩素酸カリウムはイギリス製(1867~1870年頃カ?)だが、封は切られぬままである。
所蔵館のウェブサイトで見る
武雄市図書館・歴史資料館