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銅孔雀文磬

どうくじゃくもんけい

概要

銅孔雀文磬

どうくじゃくもんけい

工芸品 / 奈良県

平安時代 12世紀

銅製 鋳造

総高10.8 総巾(絃)19.0 博7.4 肩間17.4 側縁7.0 股入3.5

1面

 磬(けい)は、法要の際に磬架(けいか)に懸けて導師(どうし)の脇に置き、儀礼の合間に打ち鳴らす法具。本品は、山形の中央に蓮華(れんげ)形の撞座(つきざ)を設け、上縁に紐を通すための鈕(ちゅう)をつけた一般的な形式の磬である。表裏とも間地(まじ)には羽を広げて向かい合う一対の孔雀(くじゃく)を表すが、片面の向かって右の1羽のみ脚を交差させるのが特色となっている。全体に彫りが浅く不鮮明であることから踏み返しとみられるが、孔雀の形姿や下縁が連弧とならない点などから少なくとも原品は平安時代に遡(さかのぼ)ると推測される。

古玩逍遥 服部和彦氏寄贈 仏教工芸. 奈良国立博物館, 2007, p.66, no.43.

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キーワード

/ 孔雀 / 撞座 / ゃくもんけい

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