水海の田楽能舞
みずうみのでんがくのうまい
概要
今立郡池田町水海の鵜甘神社の二月十五日の祭礼に拝殿を舞台として舞われる。芸能次第としては、「からすとび」「祝詞【のつと】」「あまじゃんごこ」「あま」の田楽に続いて「式三番」「高砂」「田村」「呉羽【くれは】」などの能舞を演じる。「祝詞」では白式尉が祝言を述べて舞い、「あま」では黒式尉が田打から刈上げまでの予祝を行ない、鈴をもって舞う。すなわち、「あま」は「祝詞」のもどき芸(複演出)であり、同様に「あまじゃんごこ」は「からすとび」のもどき芸として複演され、芸能史的に重要である。
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国指定文化財等データベース(文化庁)