アイヌの建築技術及び儀礼
あいぬのけんちくぎじゅつおよびぎれい
概要
本件は、アイヌの人々が生活した住居である「チセ」に関する建築技術及び儀礼等の習俗である。チセは、野山に自生する草木を材料として建築された住居で、柱や梁、桁には栗、楢、榛の木など、これらの木材の結束には蔓類、壁や屋根には葭や笹、樹皮などが用いられた。独特の形状をした屋根を、四隅に建てた4本の柱の上に乗せた簡易な構造をしており、内部は炉が切られ、炉を中心として家族の座る場所などが決まっていた。
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国指定文化財等データベース(文化庁)